・叙情を歌う Singer Song Writer(SSW) の安原道子と掲示板(BBS)やﾒｰﾙで宙(sora）を詠った「駄作っ句(ざれ句）」で遊ぶ内に、何時の間にか宙の雑句が溜まってきた。

趣味の山行やライブ会場で見せる男勝りの個性は、まさに獅子座の星の安原道子である。SSWとして素晴らしいのは、裡なる相矛盾した心を見詰られる点にある。

叙情の詩の背景には、昔宙(sora）に焦がれた長兄への思慕の念がある。宙は安原道子の原点で、上杉謙信を祀る寺、春日山の林泉寺、これがSSWの原風景のようだ。

・叙情歌は、時に少女時代の懐かしい心の故郷を彷徨する。　　　　　　
きた

Michi＆踏基の
「駄作っ句（ざれ句）」戦
　　　　　　好評に付き第１～４弾上掲中

・ライブに行ってみると何時も安原道子の意外な個性を発見できる。軽妙なトークの中で思春期の少女に変身したかと思うと、おちゃめな童に戻ったり、寂しき星になって宙に夢を託したりする。ところがBBSの「ざれ句戦」では別な一面を発揮した。それは、天生の才気煥発さに加え、物怖じしない若さと叙情の作詞家とも思えぬ型破りな滑稽さである。昔医者をしている安原道子の長兄に出遭ったことがある。１０年掛けて９mのヨットを手造りで船大工していた。この長兄あってこの妹ありの感じがして嬉しくなった。